 |
 |
 |
 |
|
● 台風の名前 |
|
現在(げんざい)、台風は発生した順(じゅん)に番号をつけられ、「台風〜号」というかたちで呼(よ)ばれています。
しかし、戦後(せんご)しばらくの間は、アメリカ極東空軍(きょくとうくうぐん)の気象部隊(きしょうぶたい)と台風情報(じょうほう)の共同発表(きょうどうはっぴょう)をすることになっていたので、台風に女性(じょせい)の名前をつけるというアメリカ軍(ぐん)の習慣(しゅうかん)を、そのままとりいれていました。
アメリカ軍では、A…アリス、B…バーバラ、C…キャロライン、D…ドリスというように、あらかじめアルファベット順に名前を用意し、それを順番につけていました。キティ台風のときも、新聞(しんぶん)には「キティ嬢(じょう)大暴(おおあば)れ」などと見出しがついていました。
気象庁(きしょうちょう)では、昭和(しょうわ)28年(1953)以降(いこう)台風の名称(めいしょう)を番号制(ばんごうせい)にしましたが、当時は「番号とは味気(あじけ)ない」と反対(はんたい)の声も多くあがりました。 |
|
|
|
|
 |
|
|