曵網漁
●曵網漁(ひきあみりょう)
 曵網漁は袋状(ふくろじょう)の網を海中でひっぱる漁法(ぎょほう)です。
 曵網漁には、打瀬網漁(うたせあみりょう)や手繰網漁(てぐりあみりょう)、エビ曵網漁、ケタ網漁などいろいろな種類(しゅるい)があります。
 
●打瀬網漁(うたせあみりょう)
打瀬網漁
▲打瀬網漁(うたせあみりょう)
打瀬船
▲打瀬船(うたせぶね)
 
 打瀬網漁は曵網漁(ひきあみりょう)の一つで、風の力を利用して網をひきます。漁に使う打瀬船は境川(さかいがわ)の新橋の近くにとめてありました。横向(む)きに帆(ほ)を張(は)って、風の力で袋状(ふろじょう)の網を引っ張りました。
 
 打瀬船(うたせぶね)は帆(ほ)で動かすから、風が出ないとだめだし、雨がふってもだめだったんだ。
 だいたい、月の半分くらいできれば上々(じょうじょう)だったなぁ。