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● 海苔のまち浦安の誕生(たんじょう) |
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江戸時代(えどじだい)の文政(ぶんせい)4年(1821)、江戸(えど)の四谷(よつや)で海苔の商(あきな)いをしていた近江屋甚兵衛(おおみやじんべい)は、浦安の名主(なぬし)や知人に海苔の養殖(ようしょく)の話を持ちかけました。
村役人たちは、「海苔はゆくゆく村のためになる」と考えましたが、漁師(りょうし)たちは、「ヒビ木が漁業(ぎょぎょう)の邪魔(じゃま)になる。」と反対(はんたい)し、実現(じつげん)しませんでした。
その後、浦安での海苔の養殖は、明治(めいじ)20年(1887)ごろから始まり、ほかの地域(ちいき)と比(くら)べると遅(おそ)かったものの、技術(ぎじゅつ)の進歩(しんぽ)と、人びとの努力(どりょく)により、東京湾(とうきょうわん)を代表(だいひょう)する海苔の生産地(せいさんち)となりました。 |
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